≪ Flanker 2.5x ミサイル回避 ≫
発売以来難しい難しいと言われ続けてきた Flanker2 における対空ミサイルの回避だが、最終Version 2.51 がリリースされた今になって、ようやく中・短距離空対空ミサイルに関しては種類を問わず確実に回避できる方法が確立できたので紹介する。これまでミサイル戦は諦めていた方も、是非一読してチャレンジしてみてほしい。
ここで紹介する回避法は1つではない。1つの回避法であらゆる状況をカバーすることは殆ど不可能だ。ミサイルを撃たれたら、自分がおかれている状況を瞬時に判断し、最適な回避法を選択してそれを確実に実行することが大切なのである。
ただし、例外として「高度20m以下をキープする方法」は、Flanker2 Tips を始めた頃から今に至るまで、あらゆる局面でずっと使われてきた実績がある通り、ほぼ万能なミサイルの回避法である。
しかしこの方法は、爆撃等高度を上げて敵地に接近する必要がある場合や、空戦中高度を上げている場合には、実行することが限りなく困難である。
このため、「現代のジェット戦闘機のシムなんだから、Single / Multi play でミサイルを存分に使いたい!」という要求に応えるには、高度に依らず回避出来る方法を見つける必要があった。
ここでは、サンプルとして1つのtrkファイルを挙げ、trk内で行っているミサイル回避を順を追って説明する。
<サンプルtrk概要>
自機:FAB-500 x8 で重爆装した、燃料満載のSu-33
敵機:R-77 x6, R-73x2 のIntercept仕様のAI Su-27 1機
同梱されている trk ファイルは2本。
ファイル名末尾に"_int"とあるものは実際のプレイ画面そのままのtrk。
"_ext"とあるものはプレイ後外部視点で編集しなおしたtrk。
拡張子が ".mis" のファイルは、この trk を撮影するときに使用した mission ファイル。自分でミサイル回避の練習をするときは、解凍したサンプルファイルから、ミッションエディタで拡張子 ".mis" のファイルを開き、自機の装備を「Empty」(丸腰)にするとやりやすい。更に自機を Mig29K に変更すれば、より回避しやすいだろう。馴れてきたら自機を Su-33 にし、爆装を元に戻して試してみてほしい。
では、このサンプル trk で行ったミサイル回避行動を、順を追って説明する。
1st Head on 第1波:R-77x2
背面で緩上昇しつつ、ミサイルを自機の向きから相対的に斜め上45度に見据える。速度は1000〜1300km/hをキープ。
まず十分にミサイルを引きつけ、タイミングを図って画面上のミサイルの位置がキャノピー側面窓際に固定されるように保ちつつスティックを手前に引き、バレルロール気味に降下して回避。
スティックを引くタイミングが来るまで、常時スティックは押し気味にして緩上昇し続けるのがコツ(視界が軽くレッドアウトするのが目安)。また、手前に引くのが早すぎるとミサイル噴煙が自機の機動に追従してくる。そんな場合は再びスティックを押し戻し、ミサイルとのリード角を大きく取りなおしてミサイルを引きつけてから、再度手前に強く引く。
フレア・チャフはずっと自動放出しっ放し。
連続して飛んでくる2発のミサイルのうち2発目の回避がしずらい場合、恐らくスティックを手前に引くタイミングが早すぎる。飛んでくるミサイルの間隔によって、手前に引くタイミングを調整する。次発までの間隔が長い場合は次の
2. の方法で回避する。
1st Head on 第2波:R-77x1
第1波を回避し終えたら、即敵機をパッドロック。先の回避法ならミサイルに対するリード角が小さくて済むため、第2波を受ける前に敵機をパッドロック出来る距離まで接近出来る。
パッドロック視点のまま自機の腹を下にし、進路を敵機方向に戻して上昇する。(最初の回避で失った高度を回復する。速度を落としすぎないように注意。速度の目安は、1000km/h
Over 死守。)
ミサイル警報が鳴るまでそのまま緩上昇。
警報が鳴ったら再び背面になり、先の回避法と同様に、ミサイルを斜め前方に睨みつつバレルロール。
この時発射される R-77
は、自機までの距離が近いため速度が乗らず、機動性はあまり高くはない。しかしあまりにリード角が小さいと直撃を喰らうので注意を要する。
1st Head on 後の第3波:R-77x1
1st Head on すれ違い後、自機は水平旋回して速度維持。目安は700〜900km/h。敵機から大きく遠ざからないようにする。(遠ざかった場合は速度と高度を回復し、1st
Head on 時と同様の回避を繰り返す。)
敵機は高G旋回しながらミサイルを撃っているため、ミサイルの機動力も既に限界に達しており、距離さえ離れてないならこの時撃たれるミサイルは、敵機を常に自機の真横に見据えるようにリード角90度維持しているだけでも回避出来ることがある。
trk
では先の回避と同様、ミサイルが到達する直前の背面降下を行い、回避率を更に高めている。(ただし急激なスティック操作で速度を失いすぎないよう注意すること。)
水平旋回戦中の散発的なミサイル発射:
R-77x2
ここではもう、回避のための降下は行わず、ひたすら速度を維持した水平旋回に勤めている。(若干高度を上げ下げしているのは回避のためではなく、速度コントロールのため)
Canopy-to-canopy
の水平旋回戦状態なら、ここで撃たれるミサイルが当たることはまずない。
水平旋回戦で遅れをとって撃たれたミサイル:R-73x1
これが今回の trk で最も危なかった場面。
元来、このような高G旋回戦中では、R-77 よりも R-73
の方が機動力が高く、有利である。
更に自機は FAB-500x8
を抱えたまま闘っており、重さで思うように速度を維持出来ず、水平旋回戦で回り負け気味となり、距離を詰められてしまった。
ここで撃たれた R-73
は、自機がそのまま水平旋回を続けていたら或いは当たっていたかもしれない。
危険を感じて咄嗟にバレルロールを行った結果、運良く R-73
の追尾能力を越えた場所に自機を持っていくことが出来、回避することができた。
本来なら、爆弾を捨てて身軽になるか、或いはここまで追い込まれる前に自機のミサイルで敵機を処理すべきである。
丸腰であれば900〜1000km/hをキープしたまま半ばブラックアウトしつつ高G旋回を延々と続けられるので、「ただ回っているだけで敵ミサイルが勝手に自分をすり抜けていく」ことになることも多い。
速度を失い、完全に後を取られて撃たれた最後のミサイル:R-73x1
この状況では、確実にミサイルをかわす方法は一つしかない。即ち、20m以下の超低空を維持すること。
ただし、この方法はタイコンデロガ等の艦対空ミサイルには通用しない。