第4話

最初の平日一週間

 

3/15(水)18:00記

平日が始まった。初日3/6月曜が初職場。英語である。えいごである。えんぐりっしゅーである。

よくよく聞いていると、話し手によって分かりやすい人と分かりにくい人が居る。この会社の社員である只独りのソフト屋さんの話は、結構聞き易い。私と話すときは特にジェスチャーを大きく、分かりやすい単語で話してくれる。この人は元々話し方がゆっくりな人のようだ。アメリカ人同士で話していても、この人の話だけはなんとなく分かる。

月曜・木曜の晩には、私が今から学んで改造をかけるソフトウェアの開発者がやってくる。彼(を含めた当時のソフトウェア開発チーム)は、このソフトウェアを作るにあたって全くドキュメントをつくっておらず、ソース中にも殆どコメントが無い。そして当時のソフトウェア開発チームで、現在この会社に残っている人は一人も居ない。彼だけが、こうやって週に2〜3度この会社に来て、自分が作ったソフトに関する質問を受け付けている(むろん有料)。家庭教師並にいいバイトだ。こんなんで金もらえるんなら、俺も今後一切ドキュメント残さへんぞ。凸(▼▼メ ちなみに、ソースコードはC++で書かれており、私はC++やるのはこれが初めてと来たもんだ。更にソースサイズもでかい。コメント抜きで数万ラインもある。

この人から如何に話を聞き出すかが今回の私の任務なのであるが、彼はアメリカ人の標準的風な速度・語彙で話してくれる。(^^; 私の記憶バッファが5秒ぐらいであふれ出す程度の速度だ。(爆) ん〜。まずい。まずいね〜。(^^;;; そこな奈良でTOEIC720点目指している駅前留学生、通訳しに来なさいって。(謎)

初日は今後の方針だけ決めて上がり。朝目覚めるのが早いもんだから、夜はすぐ眠くなる。最初の週は20:00過ぎに眠ってしまうこともざらであった。日本にいるときのように夜飛んでいないため、昼間の寝不足だけは、ない。(^^;;;

 

ちょっちだけ、「生きた英会話」講座。(笑)

その1。一般向け。

アメリカ人が実によく使う言葉に "fuck" がある。(爆) カリフォルニアの穏やかな午後のひととき、どいつもこいつも fuck fuck 言ってやがる。(笑) たとえばこんな風に使う。自分の女房の姦しい口まねをした後、甲高い声からトーンを下げながら "Oh what's a fucking lady."(太字部分にアクセント。"g"は発音しない) 決めのジェスチャーはもちろん shrug

fuckfrk
《卑》
v.t.
1
…と性交する.
2
…を不当に扱う.
3
…を台なしにする《up.
4
…をだます.
v.i.[T()]
1
性交する.
2 (
…に)干渉する《with....
be fucked out
 へばった.
be fucked up
 混乱した,困った.
Fuck a duck!
 ぶったまげたよ,ふざけるな.
fuck around [or about]
 ふざけ回る.
fuck off
 《特に命令文》立ち去る;ばかなまねをする;へまをする;自慰をする.
Get fucked!
 くそくらえ.
n.
1
性交;性交の相手.
2
《強意》:What the
is it? そいつはいってえなんでえ / I don't care [or give] a about school. 学校のことなんかくそくらえだ.
interj.《しばしば〜
you》くそっ,畜生(fucking hell)(_強い敵意を含む).

 

shrugqrrl
v.(shrugged,〜・ging)v.t.《無関心・軽べつ・疑問・不快などを表して》(両方の手のひらを上にして)〈両肩を〉すくめる:one's shoulders 肩をすくめる

(MS Shougakukan Bookshelf Basic 英和辞典より引用)

 

その2。ソフトウェア開発者向け。

たとえばデバック(発音は「でぃ〜ばぐ」)中、人の作った動作の不明なモジュールに行き当たったとする。そのモジュールに対して色んなInputを与えてみるが、Outputがさっぱり正しいように思えない。こんなとき、そのモジュールのソースコードを作成者の所へ持っていき、こう言う。"This guy is very interesting. Let's see ..."(太字部分にアクセント) そして指でソースコードを追いながらどこがおかしいと思うのか説明するのだ。この職場では、関数やクラス等のモジュールは全て "guy" 呼ばわりされているようだ。(笑) 「これらのモジュール」なら "these guys"。

guylai
n.
1
《米話》男,やつ: a regular guy [or fellow]気さくなやつ / a good guy いいやつ / a tough guyタフなやつ.
2
《しばしば G-》《英》Guy Fawkes に似せて作った奇異な人形._115日の夜焼き捨てる.GUY FAWKES DAY
3
《英俗》奇異な[異様な]服装の人;こっけいな人形;物笑いの種.
4
《英俗》逃亡: do a guy 姿をくらます.
give the guy to a person
 〈人から〉逃げ出す.
v.(guyed, 〜・ing)v.i.《英俗》逃げる.
v.t.
1
《話》…を(ものまねなどで)あざける,からかう,なぶる.
2
《英》〈評判の悪い人などを〉人形にしてさらし者にする.
語源 GUY FAWKES(GUY FAWKES DAY)の名より

(MS Shougakukan Bookshelf Basic 英和辞典より引用)

以上2点、読者が英会話で使用して如何なる結果を招いても、私は一切関知しないからそのつもりで。(爆)

フォローってわけではないが(^^;、Irvineのアメリカ人のについて。私がイメージしていた「アメリカ人」よりは、皆、物静かである。大声で大騒ぎしている所なんか、見たこともない。

自転車で走っていて、交差点に差し掛かると、右折しようかという車が私に気づけば、にっこり笑って停車して、ジェスチャーで「渡っていいよ」と言ってくれる。少なくとも、関西より交通マナーはよろしい。交差点に差し掛かる前に黄信号になったら、ほぼ確実に停車する。車中心の交通法規は、ドライバーのマナーで歩行者の立場をカバーしているんだろうか。と、思っていたら「何でも訴えられるから、少しでもやばいことはしないんじゃねーか?」というご意見もあり。(^^;一理ある。

 

話を元に戻す。

定時後の勉強会があり、夜遅くなることが分かっている月曜・木曜だけは、こちらの日本の方に送り迎えしていただくことになった。その他の日は基本的に自転車通勤。あからさまに雨が降っている時は車に乗せてもらう。カリフォルニアでは殆ど雨が降らない。唯一、1・2月だけは雨期で、この期間はさめざめと雨が降る。もう3月。本来なら雨期は終わっている頃なのだが、今年はなかなか降り止まないらしい。一応、通勤時に背負っていくリュックの中には、常にカッパを忍ばせておく。

晴れているときのカリフォルニアの太陽光線は、強い。緯度も日本とたいして変わらないし、空はスモッグで有名らしいんだけれども、なぜか非常に眩しい。サングラス必須である。私はまだ購入していないのだが…気に入ったのがあれば、買おう。

しかし、その太陽光線の強さに対し、驚くほど涼しい。真夏でも、日に当たっている側は強烈に太陽熱を感じるのに、日陰側は寒いぐらいだそうである。月面じゃあるまいし…と思っていたら、ほんとにそうだった。外へ昼飯を食いにいったとき、断面が四角の木製の手すりに寄りかかって、太陽に向かって大きく背伸びをしたところ、手すりの太陽が当たっている面はとても熱いのに、日陰側に触れたら井戸水のように冷たいのだ。別に濡れている様子も無い。不思議である。ま、湿度が低くて涼しい風が吹き夏過ごしやすい、というのはいいことだ。日本に帰ったら5月…あぁ。帰ってちょっとしたら、もう梅雨が来るのか。(- -# やだやだ。一夏ここに居させてくれい。(爆)

 

ここ10日ほど、朝はステーキと野菜の炒め物(3/6初日の帰宅後、牛肉1.8kgオーブンで焼いて、冷凍野菜1.5kgも醤油&マヨネーズ味で一気に炒め、冷凍しておいたのさ)、昼は外食、夜は再びステーキ食ったり、腹が減っていなければ何も食わなかったり、という生活をしている。結構健康的?? 一時穴二つまでも移動していたベルトの穴は、穴一つ分復帰して、止まっている。夜あまり食わないので、朝からステーキ食っても胃にもたれることはない。

3/5日曜に買ってきた1ダースのクロワッサンを食い尽くした3/8水曜、米を炊いた。8合。

まず、ガラスのボールに米をカップで8合入れ、水道水で研ぐ。8合。かなり、多い。(^^; 京都の社宅では3合炊きの炊飯器だったから、今まで研いだことがあるのは3合までだった。今、ここで、ざるも無しに8合の米研を研ぐ。そーっと水を入れ、手でわしわし掴み、米がこぼれないように研ぎ汁を捨てる。一仕事である。米の入ったガラスボールが、ずしっと重い。20分ほどかかっただろうか、やっと研いだ水の濁りが薄くなってきたので水を切り、冷蔵庫に入っている飲料水タンクから水を入れる。

あとは釜にセットして、炊飯開始。99$の炊飯器だから、余計な機能は一切ついていない。保温と、炊きあげのみ。ここで失敗してしまった。こういう炊飯器では、炊く前に米に水を吸わせねばならない。社宅の炊飯器では前炊きからやってくれるので、研いでいきなり炊きあげボタンを押しても良いのだが、ここでも思わず、研いでいきなり炊飯スイッチを入れてしまった。(^^; 結果は…ん〜、多少、堅いな。(^^;;; これは米質のせいではあるまい。次に炊くときは注意しよう。

炊いたご飯はすぐ丼で一杯分の大きさを計ってラップで包む。8合で11食分になった。こんだけあれば、1週間は炊かずに済むに違いない。<ご飯のおかわりはしない派

あらかた冷えてから、これまた冷凍庫に放り込む。食うときはその都度、レンジで解凍するのだ。我ながら独り者生活の知恵が身に付いてる。(悲)

 

そうそう、アメリカのマヨネーズがちょっと、日本のキューピーマヨネーズとは違っている。なんというか、ポイップクリーム状というか、柔らかく固まっているのだ。味は…無い。(爆) 全く無いといったら嘘になるが、なんというかその、サラダオイルの味? 酢の味が殆どしない。塩っ気もほとんど感じない。不思議な物体である。

醤油は日本のキッコーマンの丸大豆醤油と同じ。というか、キッコーマンの丸大豆醤油を買ってきた。(爆) アメリカに工場があるらしい。きっと、遺伝子組み替えた大豆をガンガン使っているんだろう。(^^; いいの。味かわんないから。(笑)

野菜炒めにはシメジをぶっこんでみた。シメジも、例の日本品を売っている店で手に入る。しかし何か変だ。日本のシメジみたいに手で荒っぽく扱うと縦に割れていくのと違い、やたら頑丈である。裂けるべき方向に引っ張っても、みよ〜んと伸びてなかなか裂けない。(^^;; シメジよ、おまえもアメリカナイズされて頑丈なのか?

コンロの火力がすごい。電気コンロなのだが、最強にしてコンロの上に頭をかざすと、ちりちり髪が焦げる程の火力である。京都の社宅の、熱したフライパンに冷凍ミックスベジタブルを注いだだけでじゅーっという音が消えてしまう電気コンロとは大違いだ。非常に火力が強いため、強火にするとフライパンに引いたオイルがあっという間に焦げ始める。なかなか火加減が難しい。こりゃ、テフロン加工のフライパンなんか使ったら、一回でダメにしちゃうだろうなぁ。

そうそう、アメリカのご家庭には、自動食器洗い機がオーブン並に普及しているようだ。使ってみると、確かに便利。自動食器洗い機専用の洗剤を注入し、使った皿を並べてタイマーを回すだけ。そのまま乾燥までやってくれる。でも、油炒めに使ったフライパンなどは、焦げつきが取れていなかった。

 

平日の昼間は外食。こちらの日本の方と一緒に食いにいくと、ほぼ日本食ばかりとなる。カレー定食(3/6)→吉野屋コンボ(3/7)→ラーメン+半チャーハン(3/8)→セルフサービス中華(3/9)→豚カツ定食(3/10)→チキンカツ定食(3/13)→チキンバーガー+ポテトフライその他(3/14)、と食ってきた。5〜10$である。まぁ、日本で昼を会社の外に食いに行くのと変わらない値段だ。ただし、量は多い。たとえば豚カツ定食では、大盛りのキャベツと、カツが2枚乗ってきた。日本で言えば、学生食堂でスタミナメニューを頼んだぐらいの量である。これが標準。(^^; 更にその上に大盛りコースがあったりする。

3/14に食ったポテトフライはすごかった。たぶん、ジャガイモ2個分ぐらいある。また1本が太い。幅2cm、厚さ5mm、長さ10cmぐらいのものが、日本のマクドのポテトSに入っている本数ぐらいついてきた。もちろん、全部平らげてしまう。

余談だが、こちらの日本の方々の話を聞いていると、「今年の目標はご飯を残すこと」という声が多々。(^^; しつけの良い日本人は、出されたものを全部食べてしまわないと罪悪感に駆られてしまう。しかしここアメリカでその姿勢を貫いていると肥えてしょうがない。皿の上に残っている量に関わらず、自分の体が No thank you というところを見極める必要があるようだ。

 

このページはなんだかアメリカ食い倒れ紀行の様相を呈してきた。しかし、私は食い物さえ確保できれば何処ででも生きていけると信じているから、それもまた致し方ない。更に飲食な話が続く。

アメリカ人はコーヒーが好きである。オフィスでは、紅茶・コーヒー飲み放題である。ティーパックとコーヒー豆、ココアパウダーが休憩室に用意されており、誰でもそこで好きなだけおかわりすることができる。コーヒーは備え付けのコーヒーメーカーで作り置きしてある。いわゆる、「アメリカンコーヒー」というやつである。もちろん、無料。が、しかし。

「アメリカのコーヒーは不味い!!!」

声を大にして、私はこう主張する。少なくとも私の口には、ネスカフェゴールドブレンドのインスタントコーヒーの方が美味く感じられる。そもそも、行きのノースウェスト航空機内で飲んだコーヒーから、「あれ?おかしいなぁ」と思っていた。やたら薄く、濾しかすがそこに沈んでおり、薄味というより、妙にイガイガした味のくせに風味が飛んだような味がするのだ。

そしてそれはオフィスのコーヒーも同じであった。更に悪いことに、オフィスのコーヒーメーカーの電源は常に入れっぱなしになっている。よってコーヒーメーカーの上で保温されているコーヒーは、「保温」というより「煮詰められた」状態にあるのだ。その味は、タウリン1000mg配合リポビタンDならぬ、タール1000mg配合の枯れ葉濾過液(あたたか〜い)といった様相を呈する。頭蓋を突き抜けるような刺激だ。こんなの飲んでたら頭悪くなるって。(^^;; でも、慣れるとちょっと癖になるかも。(危)

 

少し趣を変えて、アメリカ在住の日系人の話。今まで2度行った日本食の定食屋は、どうも純粋な日本人がやっているようだ。おとん、おかんは完全な日本人らしい。その娘とおぼしき女の子が二人居て、料理を作ったりウェイトレスをしたりしている。この子達の容貌が美しいとか美しくないとかいうところが論点ではない。この子達の化粧が論点である。私は女でないのでよく分からないのだが、化粧の仕方というのが、国によってかなり違うのであろう。この娘たちは純粋な日本人っぽいのだが、化粧の仕方は完全にアメリカ風っぽい。なんとも表現し難いのだが、こう、頬のあたりから目尻にかけてがやたらピンク色になっている。コントに出てくる田舎娘風の出来だ。やまんばギャルよりは数段マシだと思うんだが、どうも納得がいかない。同じような化粧でも、白人がするとそれなりに綺麗に見える。不思議である。

更に、日本人以外の家系を持つであろう日系人の顔立ちがまた、興味深い。確かに見た目、顔は日本人である。しかしどことなく、日本人離れしている。どこが違うんだろうとよーく見てみると、顎が日本人よりも長いことに気づく。アントニオ猪木風? また、目鼻立ちも日本人に比べ、多少はっきりしている。全体に、もし平均的な日本人と混ざっていたら「かなり濃い顔」となるであろう。そういった顔立ちの女の子が前述の化粧をしていると、イメージとしてある「アメリカの日系人」とまさに重なる顔となる。西暦3000年頃には、皆どんな顔立ちになっているのであろうか。

 

あ〜〜〜。いっぱい、いっぱい、書いたっすね。(^^;; もうすぐリアルタイムな日記に追いつくかな?


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