日本では「こどもの日」である5/5(金)。GWも後半戦であろう。しかし、こちらでは至って普通の平日である。が、せめてこの時期GWっぽさを味わってやろうと、この日の定時後から5/7(日)にかけ、いつも私を遊びに連れていってくださるこちらの日本の方に、2泊3日でYOSEMITE NATIONAL FOREST(ヨセミテ国立公園)へ連れていっていただいた。
YOSEMITE は、アメリカ国内に多々ある国立公園のなかでも、一二を争う人気ポイントである。中心は谷になっていて、谷底に観光施設が揃った村、YOSEMITE VILLAGE がある。谷底と言っても、昼は隅々まで陽があたる広い平地だ。ここにロッジ等の宿泊施設もあるのだが、予約は3ヶ月先まで既に一杯とのこと。我々は公園の手前にある一番近い町、OAKHURSTに宿を予約せねばならなかった。
YOSEMITE には何がある?といえば、「地上の楽園」と言われる雄大な地形、そして豊かな自然がある、と答えよう。恐らく読者の方々も、それとは知らずに一度は見たことがあるに違いない。「アメリカの自然」を写した写真には、有名なグランドキャニオンなどと共にこのYOSEMITE VALLEY も必ず入っている。
有名なのは世界第3位の落差(739m)を持つYOSEMITE Fall(ヨセミテ滝)や、ロッククライマーの憧れの的である世界最大の一枚岩の花崗岩 El Capitan(1095m)、それに、半球のドームが氷河に削られ、すぱっと真っ二つに切り落とされたような形になった Half Dome(麓から頂上まで1443m、ドーム頂点の標高は2695m)であろうか。他にも大小さまざまの滝があり、世界の落差の大きい滝ベストテンのうち、4つがここYOSEMITEにあるらしい。また、近くの Mariposa Grove というセコイアの森には、推定樹齢2700年という巨大セコイア Grizzly Giant がある。
ああん、なんだか非常に観光ガイド丸移し調。(- -; 決してそうしてるわけではないんだけれど…
5/5(金)19:15、本日来るはずだった、私にテクニカルトレーニングをしてくれるソフトウェアの先任者がまたも来られないことを知り 凸(▼▼#、会社から直接出かけることにした。今回は長旅である。距離にして片道300miles程度。が…ドライバーは一人。(^^; 私運転出来ないからねー…腰悪い方なのに、ほんますまんこってす。m(_ _;m 取りあえず、本日中に YOSEMITE に近づけるだけ近づこうということで、出発。しかし空は珍しくベベ曇り。ん〜、現地でも天気悪かったら、やだなー。
会社の近くを走るフリーウェイのルート405Northに乗り、LAを越え、ルート5を走る。心配していた渋滞も、少し時間が遅くなったためか殆ど引っかかることなく進むことが出来た。いつも16:30〜18:00台にかけては、ルート405は大混雑である。片道6車線もあるのにテコでも動かないこともしばしば。
20:00を過ぎ、すっかり太陽は山陰に隠れてしまった。しかし、まだ真っ暗にはならない。一番事故が起りやすい時間台である。案の定、行く手に煙が。やべ〜これで渋滞かぁ?と思ったのもつかの間、事故は起きてすぐだったようだ。易々と事故車を追い抜くことが出来た。あと数分出発が遅れてたら、大渋滞に巻き込まれていたことであろう。追い抜き際ちらと事故車を見やると、一番右の車線で事故車の前輪が燃えていた。(- -; 特に前の車に追突したようにも見えない。何をどうやったら出火するの? 整備不良かなぁ…。アメリカには車検制度はなく、車の管理は自己責任にゆだねられている。よって、まだ走るかそれで、というようなボロ車が多々見受けられる。
20:30。陽はすっかり暮れ、空は真っ暗。道はVENTURA COUNTYに差し掛かり、山越えとなる。ここは砂漠に近い丘陵。標高は1000m程度だ。1000mと言えばそこそこ高い筈なんだが、周りの平野が広いため遠くから見るとただの丘みたいな雰囲気。窓にかじりついて空を見上げると、綺麗に北斗七星が見えた。晴れてきた様子。良かった〜。(^^)
山を越え、行く手に出発地点から130miles ほど離れた、BAKERSFIELDの町の灯が見えてきた。美しい夜景だ。街道を照らす数多の街灯で、町の区画が一つ一つ浮かび上がっている。どの区画も、日本のそれの3〜4倍はありそうだ。3/18 UNIVERSAL STUDIO見物の帰りに寄った、グリフィス天文台からのLA の夜景もそうだったが、アメリカの夜景では街道の間隔の広さ=町の1区画の大きさが際立って見える。
しかし、まだ道程の半分も進んでいない。ルート99を80mphでひた走る。と…いきなり車内に異様な匂いが。これは…堆肥の匂いだ〜(T^T)たまらんっ! 慌てて車外からの空気取り込みをストップさせるが、時すでに遅し。車内には田舎の芳香が充満。
でも人間の嗅覚なんていい加減なもので、ものの10分も経つと大して気にならなくなってしまう。とはいえ、なんだかやな気分なので頃合いを見計らって窓を開けた。ふぅ。外の冷たい空気がおいしい。(^o^) 大体空気を入れ換え終わったところで窓を閉め(なんたって巡航速度80mphで走ってるからね〜物が飛び込んできたりしたら危険っす)、再度外の空気を車内に取り込むようにエアコンを設定し、ひた走る。
…と、またしても異様な匂いが。(〜.ー;;; 今度は、ビタミンBの錠剤を飲んだ後の尿みたいな匂いである。んが〜〜〜〜(T^T)なんか目にしみるし。まぁ、両側広大な農園で囲まれてる以上、逃げ場も無し、しょうがないなぁ。
そのまま尿臭を身にまといつつ(^^;、今晩の宿を電話で探すため、適当なところでROADSIDE RESTに入った。ROADSIDE REST とは、日本の高速で言えばパーキングエリアみたいなもの。ただし、食い物屋や土産物屋は無し。単に、駐車場とトイレと電話があるだけだ。フリーウェイは無料だから、何か補給したくなったら勝手にその辺の町へ折り、また戻ってくればよろしい。
取りあえず今の進み具合から、YOSEMITE入り口の村 OAKHOURSTまで行けるかな?という予測の元に、OAKHOURSTの宿に電話してみた。しかし、電話が混んでいるらしく繋がらない。あんだかなー。今日はどこまで進めるか分からなかったので、特に宿の予約はしていない。飛び込みでなんとかなるだろーと動いてみたものの、ちと心配である。(^^;
車に戻って再びルート99をひた走り、BAKERSFIELDから104miles離れたYOSEMITE手前の最後の都市部、FRESNOに到着。時刻はもう23:00近い。ここからはフリーウェイを降り、下道を行かねばならない。
給油を兼ねてガソリンスタンドから再度宿に電話。今度は繋がったようだ。しかし…フロントのおっさんが要領を得ない返答を繰り返しているうちに手持ちのコインが切れ、電話が切れてしまった。ん〜〜なんだかなぁ。(- -;;
外は結構寒い。風が強かったこともあって、長袖のシャツ1枚では、かなり寒さをやせ我慢せねばならなかった。電話が切れたあと、早々に車に戻る。
下道のルート41を北上。途中から若干山道になってきた。結構左右にくねっている。日本の山にある、300番台とか400番台の山道並だ。街灯もなく、車のヘッドライトだけが頼り。地図で位置を確認しつつ、進むこと約1時間。遂に FRESNO から47miles北のOAKHURSTにたどり着いた。280milesほども走ってきたことになる。時刻はもう、0:00前。出発から4時間半ばかり経っている。
さぁ、今夜の宿探しだ。OAKHURST はケンタッキーやマクドナルドもあるそこそこの町で、宿はいくらでもあるようだ。ちょっと安心。(^^; 取りあえず、明日の宿としてあらかじめ予約しておいた Shilo Inn というモーテルへ行ってみた。しかし…禁煙室は満室とのこと。
次に、さっきから2度ほど電話している、RAMADA
Limited
というモーテルへ行ってみた。フロントに居たのは、アメリカでよく見るまだ若いのに滅茶苦茶に膨らんだ肥満したおっさんだ。このおっさんかぃ、さっきの手際悪かったフロントは。(-
-;
泊まれるか?と聞くと、空き部屋あるらしい。お値段は、ツインで65$程。お〜し、じゃ今夜はここだ〜。鍵をもらって、借りた部屋に近い駐車場所を確保。部屋に到着したのは、0:30であった。
中は結構綺麗であった。結構古いのを塗装で誤魔化してる風だけれど、室内は広く、ベッドも綺麗にセットされている。良ーいじゃないっ!日本のビジネスホテルでこの値段出しても、こんなに良かぁないよ?
しっかし、疲れたぁ〜(^o^;;。出発から5時間強。走った距離は約280miles。助手席で地図見てるだけの私でさえこんだけ疲れたんだから、一人でずーっと運転してきた同行の方の疲れは尋常ではないだろう。それでも地図を見ながら明日の計画を立て、1:00過ぎには就寝。二人とも、すこーんと死んだように寝入ってしまった。
一夜明けて、目が覚めたのは6:30。外はからっと晴れている。よかった〜(^o^) 折角の観光地、やーっぱ晴れてなきゃねっ!
階段を下りて一階の食堂へ。階段の踊り場でふと外を見ると、小プールがあった。結構、ホテル並にきちんと設備の整ったモーテルだったのね。(^^;
朝飯はセルフサービス。デニッシュロール2つ、コーンシリアル2種類、リンゴジュースで軽く?済ます。食堂のTVでは、なんだか日本の子供向け戦隊モノと同じようなものをやっていた。聞けば、戦闘シーンは日本で撮影し、その前後のストーリーはアメリカで撮影しているらしい。でも、なんだか敵が英語で「HAHAHAHA」と高笑いし、味方が英語で変身したりしているのはすごく違和感があるぞ。(^^; 更にその後、「ピカチュー」が英語で。(笑) メディアでも報道されているかと思うが、今アメリカではピカチュー大ブレイク中である。その辺の量販店にはぬいぐるみが山積みされてるし、街角の屋台では小箱入りのおもちゃが売ってあったりする。
8:15、宿を出発。山道をくねくねと北上する。WeekEndだというのに、車は殆ど見かけなかった。まだシーズン中で無いからだろう。シーズン最中の6・7月には、この山道がびっしり渋滞するそうな。いい時期に来たもんだ。道幅は日本の整備された山道と同程度。ただ、カーブの度にわざわざバンクがつけてあるのが違う。ほか、岩が突出した山肌が剥き出しになっていても崩落防止措置が無い、というのは、ご多分に漏れずここも一緒。
ゲートに到着。20$払う必要があるのだが、同行の方のフリーパスカードでさらっと通った。再び山道をくねくね曲がりながら進んでいると、進行方向左手に開ける山々の景色がガラッと変わった。杉・松林の特定の区画で、異様な数の丸太が転がっており、立っている木々も立ち枯れている。流行りの酸性雨??とも思ったが、それにしてはあまりに死滅した区域と元気に茂っている境界がハッキリしすぎている。どうやら、これは最近ここヨセミテで起った山火事に起因するものらしい。そういわれてみれば、立ち枯れて真っ白くなっている木の根っ子が、真っ黒に煤けているものが見られる。YOSEMITE Valley の入り口の部分が、一面真っ白に燃え尽きているとは、すごい規模の山火事だったんだなぁ。
道は東へ向かい、山火事跡区域を過ぎるとトンネルに到着。アメリカにはトンネルは殆ど無いのだが、珍しく1mileもの長さのあるトンネルだ。トンネル無いは…日本と同じように、ナトリウムライトでオレンジ色に照らされている。岩肌は流石にコンクリートで固めてあるようだが、日本のトンネルのように綺麗に表面を平らに仕上げるようなことはしていない。恐らく地の岩肌の上に薄くコンクリートを塗って、小さな落石を防止するためだけの目的であろう。
トンネルを抜けると(ぉ?盗作?(爆))、そこは花崗岩のの造形美が広がる谷であった。両サイドに谷の縁が高々と見える。決してYOSEMITE VALLEY が狭い訳ではないのだが、首を思いっきり上に上げないと頂上が見えない。「広くて高い」の典型的アメリカ型巨大スペクタクルだ。
薄青い空気の層を通して見える巨大な絶壁を形作る谷の北側の一角には、世界最大の一枚岩の花崗岩 EL Capitan が見える。頂上から谷底までの高度、1095m。垂直な約1kmの壁である。でかいのにはもう慣れっこになっていたが、この壁には威圧感を感じた。景色が開けたところで見つけた小駐車場に一旦入り、薄青い空気の層を通して見えるこの絶壁と、その更に向こうに見えるYOSEMITE FALL(ヨセミテ滝)、HALF DOME、NORTH DOMEといった「ヨセミテ名物」の造形を眺める。むぅ、凄い。もっと近づいて、間近にこれらの造形を眺めたい!
駐車場を出て少し車を進めると、まず一番手前にあった EL の麓を通る。
更に少々車を進めると、YOSEMITE FALL の
9:30、YOSEMITE VALLEY の西側奥にある駐車場に到着。
レンタル自転車屋がオープンする10:00まで待って、自転車を借りた。1日20$だそうな。乗ってみると、あり?ブレーキが無い。(- -; ペダルを逆回転させるとブレーキが効く仕組みになっていた。効きが中途半端に良い。急ブレーキには間に合わないが、ちょっと減速しようとするには効きすぎる。それでも15分ほどこいでいるうちに、慣れてきた。
YOSEMITE VALLEY内の道路は、車は一方通行。行きは南側の道を、西から東へ入り、帰りは北側の道を、東から西へ出るようになっている。一通の道が合わさるのは、先に述べたトンネルのVALLEY内側出口前。自転車は、定められたバイクロードと、シャトルバスコースだけが走行を許されている。ところがこのバイクロードが、どう続いているのか非常にわかりにくい。車道にぶち当たると、そこから更にどこへ繋がっているのか、ぱっと見分からないことも多い。そんなわけでフラフラと車道に飛び出したり、またバイクロードへ戻ったりというのを繰り返していた。(^^; 変速機の無い自転車しかなかったので、こぐ足も辛い。いつもの通勤マウンテンバイクとは勝手が違った。
Villege Center に立ち寄る。11:00から案内映画があるとのことで、時間つぶし。YOSEMITE VALLEY の CD-ROM2枚、鳥の鳴き声の音楽CD一枚を買った。10:30頃には前の上映が終わり、映写室へ入ることが出来た。中には天井近くに横長いスクリーンがあり、手前には座席が数十個並んでいた。スクリーンに向かって右手の壁にはインディアンの生活を描いた絵が飾ってあり、左手にはYOSEMITE VALLEY のジオラマが置いてあった。これを見てやっと、大体の「有名な地形の位置関係」を把握することが出来た。
11:00から、案内映画を鑑賞。最初は案内のおばちゃんが喋りまくる。相変わらず、なにを言うてるかようわからん。しかも聞いているのが私達2人だけであり、さらに同行の方が話の内容を寄付関係ではないか?と察知し目をそらし始めたため、視線が私に集中。辛ぁ〜(爆)
おばちゃんのお喋りが終わり、上映開始。内容は…まぁ、これまた相変わらず、何言うてるのかわからんのだが、綺麗であった。(^^;
映写が終わって外に出ると、どどーんと目の前に谷の絶壁(実物)がそびえ立っていた。…やっぱ、本物と映画じゃぁ、迫力が全然違う〜〜〜 映画になっちゃうと「あぁ綺麗な景色だね」で終わってしまうのだが、実物には言葉も出ないぐらいの圧倒的存在感がある。例えて言うなら…そう、晴れた透明度の良い日に、新幹線で静岡を通っていると、突然視界に富士山がドドーンと出現するポイントがある。あの光景を初めて見た時のような存在感だろうか。
Centerの近くの食い物売っていた店で、薄切りスパイシー牛サンドイッチと、チキンマヨネーズクロワッサンサンド、それにクリームチーズ入りの BAGEL を買った。これを持って、YOSEMITE FALL を見に行き、そこで昼飯としよう。
十数分自転車を漕いでいると、ここへ来たとき車から見たのより、さらに間近で見れるYOSEMITE FALLが現れた。うおーーなどと叫びながら自転車を走らせる。奥へ向かう小道の前で自転車を降り、ここから徒歩。小道は明るく開けており、その奥にご本尊のYOSEMITE FALL様が蕩々と流れていらっしゃる。道を行く人・帰って来る人が、日溜まりの中をのんびりと歩いている。なんだか奈良の大仏の参道風な光景?(爆) でも決して信心深い人達が来ているわけではなく、滝にコインを投げ入れる人も居ない。(笑) あくまでここはアメリカである。(^^;
YOSEMITE FALL 見物・昼飯・食後の散歩→翼が蒼く、頭に鶏冠のような飾り羽がある鳥と、リスとの戯れ。残念ながら滝にかかる虹は見られなかった。
少し空に雲が広がってきた。今日は午後から雨が降るらしい。再び自転車に乗り、バイクロードの西の端まで行った後、南側の道を通って東へ戻った。こちらにはYOSEMITE RIVERが流れており、その向こうにYOSEMITE FALL の最上部を望むことが出来る。滝というのは本当に、見る位置・見る角度によって、全く違うものに見える。素人目に見ても、明らかに印象が違うのだ。
YOSEMITE RIVER の水は、透明な黄緑色。緑がどこから来ているのかよく分からないが、非常に透明度が高い。雪解け水が合流したその流れは速く、せせらぎを聞くことが出来る。丁度、上高地の安雲川のようだ。
流れが止まって湿地になっているところでは、YOSEMITE FALL が水面に鏡のように映されていた。これなんか、剣岳(だったっけ??)の鏡ヶ池を見ているようだ。
結構太股が張ってきた。腹も重い。頑張って自転車を漕ぎ、最初に到着した駐車場の区域に戻る。一旦休憩。同行の方は地ビール呑んで一服。私はカメラを買いに行く。カメラの巻き戻しボタンを押してしまい、初手から「おまけの1本」を無駄にしてしまった。
再度出発。今度は駐車場から更に東南の方へ。自転車で走ってもよいとされる、シャトルバスの走行区間を走った。んーこらしょ、どっこいしょと坂を上ったあと、橋が現れた。ここで の写真を撮影。ん〜、構図いまいち。まーいいさ、一杯フィルム買ったしね。( ̄u ̄)
橋を越えると下り坂。気持ちよく惰性で降りる。一番奥まで行き着くと、今度は登り。ひーひー。
戻ってきた所が丁度レンタル自転車屋。返却。
時刻は14:05。まだ時間は十分にある。次は…本日のメインイベント、乗馬だっ!
乗馬場へ行き、ヘルメットを被る。簡単な質問書に答えた後、乗馬ビデオ講習を受けた。ブロンドヘアが日に焼けてボロボロになっている元気の良いおねーさんから一通りの説明を受けた。客の一人とおねーさんの冗談合戦になっていたが、理解出来ず。(T T) ぬー。
いよいよ乗馬。お相手は栗毛でたてがみが黒い、「ボイジー」君。男の子らしい。鼻先をなでようとすると…一歩ずつ一歩ずつ、後ずさりしていってしまった。(- -;嫌われてる? 同行の方も同じく栗毛の馬。まだ若い馬らしい。私と同じく鼻先をなでると…歯を向いて「ブブブ」と鼻を鳴らして頭を振っている。更に鼻先をなでようとすると…手にがぶっと噛みついてしまった。(- -;;
乗馬。ボイジー君、たてがみに白髪が混じっている。結構、歳なの? でも、人様のお尻が大好きらしい。前を行く小学校低学年ぐらいの女の子が乗った馬の尻に、しきりに鼻をこすりつけていた。
行って、同じ道を戻って、下馬。時刻は17:00。ぴったり2時間。
雨が降ってきた。本来は で夕日を眺めるプランであったのだが、 へ行く道は Closed されてしまっていた。仕方ない、帰ろう。随分疲れた。
帰り道、一通から対向車線と合流した地点で、滝を発見。どうやらこれが、ブライダルFALLであるようだ。ついでにこれもじっくりと見てこよう。
大瀑布。迫力満点。ゆっくりおちてくる水。滝壺を中心に、斜め45度上へゆっくりと広がっていく飛沫。霧のようになっていそうだ。
ゲートを出て、帰途につく。今日の宿泊地は、昨日と同じく OAKHURST の町中にあるモーテル、Shilo Inn である。途中、食料品店で100%ジュースを3本買い、KFCでフライドチキン2本、それにコーンとのセットを買った。
宿に到着。ツインで一泊$。昨日泊まった宿より安い。しかも立派。日本で1万円強する程度のホテルと同等である。
フライドチキンがまずい。コーンが、茹でトウモロコシだった。甘い。柔らかい。
ジョーズの映画を見る。UNIVERSAL STUDIO で出てきた看板やボートが出てきてなんだか非常に懐かしい。風呂浴びて、日記のメモを作り、深夜0:00に就寝。
翌朝日曜は7:00起床。か、体が重い〜(笑) 何故か右ふくらはぎが異様に痛かった。
朝食を喰いに一階へ。ロビーにドーナツ等菓子パンの入ったケースが置いてあり、どうやらこれが朝食らしい。ドーナツ2つと、平べったい、焼き菓子を3つ取った。味は…ミスドの方が美味い。(って当たり前か) スーパーの Ralphs なんかで売ってる、6個2$ドーナツと同じ味だ。(笑)
8:30出発。昨日と同じ道を、再び YOSEMITE NATIONAL FOREST 目指してひた走る。本日の目標は、MARIPOSA GROVE というところにある、ジャイアント・セコイアを見ることだ。セコイアは「生きた化石」として良く挙げられる植物であり、ここYOSEMITE NATIONAL FOREST の少し南側にある、SEQUOIA NATIONAL FOREST の「シャーマン将軍」が、世界で最も高い木として有名である。ここ YOSEMITE NATIONAL FOREST にもセコイアは多く自生しており、中でもこの MARIPOSA GROVE には樹齢2700年のものを含み、500本以上の巨大セコイアがある。
天気はあまり良くない。所々に青空は見えるものの、概して空全体に厚い雲が広がっている。道中、高度は1000m程度あり、視線と同じ高さに浮かんでいる雲も見られた。道路は多少混んでいる。ま、こういう日もあるさ。
YOSEITE NATIONAL FORESTのゲートに到達。昨日のYOSEMITE VALLEY はゲートを越えて左へ曲がったが、今日は右へ曲がる。しばらく進むとすぐ、高々と成長したセコイアと松に囲まれた駐車場にたどり着いた。
ここ MARIPOSA GROVE では、駐車場より奥へ一般車両が入ることは許されていない。徒歩で登るか、一人5.5$払ってシャトルバスに乗らねばならない。とりあえず、歩いて行くことにした。
登山道に入ると、結構涼しい。というか、寒い。入り口には、この森で集められた松ぼっくりがアクリルケースの中に溜めてあった。先日 BIG BEAR LAKE で見た松ぼっくりより、さらに巨大である。特に大きいものでは、こぶし4〜5個分もある。平均でこぶし2〜3個分というところか。ここまで大きいと、松ぼっくりというよりタケノコと言った方が良い。ちなみに国立公園からは、松ぼっくり一つ持ち出し禁止である。出るときにたま〜に検査をやっていて、捕まると罰金だ。
静かな森を進む。標高2000m強であるため空気が薄いのか、或いは昨日の疲れが残っているのか、足取りは決して軽くない。だが、水蒸気を含む冷たい風が体から余分な熱を奪ってくれ、暑くて苦しいということはない。むしろ立ち止まっていると体が芯から冷えてくる。
辺り一面、セコイアと松が、高々と空へ向かって伸びている。高さとしては、松もセコイアも同程度だ。ただ、太さは年月を経たセコイアの方が圧倒的に太い。直径2m程もあるセコイアが、森のあちこちに散見される。首は斜め上45度固定、そこから更に目玉を上下45度に動かして、やっと全体を見渡すことが出来る。
地面には、沢山の倒れた木々が埋もれている。主に、山火事で根元から燃え尽きて倒れた木々である。表面が真っ黒に焦げていて、元は根元であった部分も炭化していた。決してたばこの火等による火事ばかりではない。雷による発火や、或いは乾期に乾燥した木々が擦れて、自然発火することもある。表皮が厚く燃えにくいセコイアとしては、たまにこうした小規模な山火事があった方が下草が焼け、新しい木の育成に良いらしい。
湧き水で出来た川には、トクサが群生していた。セコイアとトクサ。非常に原始的な植生だ。恐竜時代の高山では、こんな雰囲気だったのかもしれぬ。辺り一面に散らばる巨大松ぼっくりが三葉虫や巨大ゴキブリを思わせて、不気味である。
湿地を越える橋を渡ると、巨大なセコイアが根っこから倒れていた。幹の一番下の部分の太さは、2m以上ありそうだ。地面に現れた根の広がりに至っては、私の身長の3〜4倍もある。年月を重ねた「巨大セコイア」の末路の一つが、この死に方らしい。セコイアは上へ上へと真っ直ぐに伸び、伸びる度に幹も太って重さを増していく。しかし、その根っこの生え方や、上へ伸びる方向に狂いがあったとき、セコイアは自重を支えきれなくなり、根こそぎ倒れてしまうそうだ。その死に様まで、大型化して最後は滅んでいった恐竜を彷彿とさせる。
更に上へ上へと登る。スケールは全然違うが、湿度といい、気温といい、なんだか晩秋の日本の山林のようだ。日本ならあちこちに、木や山の神様を祀った社があるんだろな〜でもここはアメリカ。山は山、木は木。どんなに巨大でも、単なる1生物に過ぎないらしい。巨大なセコイアには、説明書きの札があるだけ。
少し開けたところに出た。丁度雲間から太陽が顔を出し、私の周りに陽が射した。やはり日光を浴びると、途端に暖かく感じる。ふ〜結構登ったぞ〜。朝食もしっかり食うたしな。エネルギーはしっかり充電してある。が…ここ2日、ドーナツやらサンドイッチやらばかり喰うてたから、そろそろご飯を食いたくなったなぁ。そうそう、セブンイレブンで売ってるようなコンビニおにぎりでもええがな。みそ汁と一緒にバクバクと。…あれ?なんだかもの凄〜く和風な匂いがするんですけど…
記憶を検索すること3秒。「松茸じゃんこのにほひ!」
確かにここは松も生えてる森だから、松茸があってもおかしくはない。国立公園だから、たとえ松茸が生えていても採ることは許されぬ。しかし、群生している松茸を写真に収めるぐらい、よかろう。それにアメリカの松茸、どんなに大きいか見物ではないか。
探したが見つからぬ。く〜(T^T)
樹齢2700年、GRIZZLY GIANT。背の高さは若い木の方が高いように見える。もし頂上が折れぬまま育っていたら、これほどまでに太く成長する前に、自重を支え切らなくなって倒れていたかもしれない。
GRIZZLY GIANT の左奥には、太い太い幹の根元に穴が空き、その下をくぐり抜けることが出来るセコイアがあった。穴は広く、身長180cmの私が真ん中に立って両手をぐるぐる回しても、全くアーチ内部に手を触れることが出来ない。天井は手を高く挙げてジャンプしても届かなかった。
通りかかったシャトルバスに乗って、上へ上へと舗装道路を登る。
途中、根元が1本で、上が2本に割れたセコイアがあった。道を挟んで反対側には、くっついた木と同じぐらいの距離で目下成長中の2本のセコイアがあった。
木の根本が火事で焼け、根元の殆どがくりぬかれ、かろうじて生きている、まだ若いセコイアがあった。よく見るとアーチの左側が、右側より薄い。木は全体的に微妙に右に傾いている。このまま成長していくと、きっとこの木は右側に倒れてしまうことだろう。
シャトルバス終点 MARIPOSA GROVE MUSEUM に到着。しかし、この MUSEUM 5/12 以降でないと開いていないらしい。しょうがないので、窓から中をのぞき込むんでみた。セコイアの実がある。ゴルフボール1〜2個分ぐらいの大きさである。成長すればこんなに巨大になる植物なのだが、その実は意外にも小さかった。
地面に鮮やかな黄緑色のパセリの如きものが、多数落ちていることに気が付いた。手にとってしげしげ。分からない。周りを見回すと、セコイアの幹に同じようなものが群を成してくっついている所がある。コケの一種らしい。
FALLEN TUNNEL TREE は、とうとう朽ちてしまったらしい。かわりにもっと細い木のトンネルがあった。
再びシャトルバスに乗り、山を下る。途中、鹿の親子が居た。赤い苺のようなものが群生していた。キノコの一種らしい。寒気が強くなってきたようで、前にも増して冷え込んできた。
シャトルバスに乗った位置まで下ったところで降り、後は再び徒歩で駐車場まで戻ることに。先程松茸の香りのした場所で再び松茸探しに精を出したが、やはり発見出来ず。非常に心残りである。
車に乗って、YOSEMITE NATIONAL FOREST を後にした。
眠い。非常に眠い。うとうと。
宿のあった OAKHURST を越え、FRESNO へ向かうあたりの道。行きは夜で真っ暗だったが、こうして昼間見るとなだらかな丘陵が幾重にも見える。放牧場らしい。天気も良くなってきた。
再びうとうと。気が付くとルート99を南下している最中であった。昨夜の雨で空気の透明度が良くなったのか、遙か南にうっすらと高い山脈が見える。メキシコかなぁ?全然違う。LOS PADRES NATIONAL FOREST らしい。近づくと、手前の山の表面がだんだんハッキリ見えてきた。岩山なのだが、砂丘のようなうねりが沢山見られる。
ルート5になり、登り。一番高い所で高度1000m強。くねらず、真っ直ぐに砂漠風の山の合間を抜ける。
途中一旦休憩。には売店の類は無い。トイレだけ。でもペットエリアがある。
再びルート5に戻り、晩飯は Santa Monica で Halibut(北太平洋産のオヒョウ)を喰うことにした。ルート405の開始点から乗り、途中ルート101で渋滞しながらも、なんとかルート10にたどり着いた。これを西へ行けば、太平洋にぶつかってルート10が終わったところが Santa Monica だ。
路上駐車。リミット2時間で、25¢30分。45分残っていた。
海沿いの高台は、大変に大きな繁華街であった。高級リゾートホテルでは、上半身裸のサングラスをした若い男が、テラスに立って海を見ながら携帯電話で話していた。治安はあまりよくなさそう。浮浪者が芝生で昼寝している。ゴミも多少落ちている。しかし大変に賑わっている。
海岸は広い。今まで見た海岸の中で、最も広い。このまま3milesほど南に下った VENICE まで続いているそうな。
砂浜と海岸沿いの道路の間にあるバイクロードでは、ローラーブレードで走り回る10〜20代の若者が沢山。
バイクロードを南へと歩き、桟橋に登った。桟橋の先には、ジェットコースターや観覧車がある。遊園地らしい。
観光地のレストランに入り、boild Halibut とカリフォルニアロールを注文。しかし、出てきたものは何故か Halibut ハンバーガーであった。
桟橋を渡って町の方へ。桟橋の入り口に立っているゲートを見た。Santa Monica といえばこのゲートらしい。ぴあ等の雑誌の表紙で、よく紹介されるそうだ。しかし昼間であったためネオンは点っておらず、いまいち「ただのゲート」であった。
車に戻り、Santa Monica 〜 Venice の海岸沿いをドライブ。ローラーブレードを履いた若者が、どこにでも居る。やはり流行っているらしい。LAX(ロサンゼルス国際空港)の北側を通り、ヨットハーバーへ。猛烈な数のヨットが、入り江に浮かんでいた。日本でも港に一杯マストが立っている風景は良く見るけど、その殆どは漁船だね〜(^^; 道路沿いでは自動車販売店ならぬ、よっと販売店があった。小さいものから大きな、豪華なものまで、まるで大きな中古車センターのように展示してある。
以上で観光はおしまい。LA の TOYOTA 本社の横を通り、日本人街にある大きな日本のものを取り扱っているスーパーへ買い物に行った。米を買う。カリフォルニア産プレミアム短粒種「田牧米」。10ポンド。
アパートにたどり着いたのは19:30。お疲れさま。ふい〜明日から仕事だー(^^;